
ここに書いてあること
日本でよく取り扱われているNAC目薬は1種類ではなく、いくつかのものが、知られています。どのようにNアセチルカルノシン目薬を選ぶべきかを記事にしています。Nアセチルカルノシン目薬を取扱うショップでは、ジェネリックという記載をよく見かけますが、この意味合いについても考えてみます。
ジェネリックという言い方がおかしい
NAC目薬は、日本では、キャンシー、クララスティル、シーナックが主に取り扱われていて、販売サイトをみていると、商品を比較、または特徴を表すために、
〇〇のジェネリックです
みたいなことが書いてある場合があります。たいてい、シーナックが、他のどちらがの目薬のジェネリックだ、というようなことが書いてある場合が多いです。確かにシーナックはインド製だし、値段も安いので、そうなんだろうなあ、ということが推測できます。
wikipediaによれば、ジェネリック医薬品とは、以下の定義がしてあります。
後発医薬品、ジェネリック医薬品とは、先発医薬品の独占的販売期間の終了後に発売される、先発医薬品と同じ有効成分で効能・効果、用法・用量が原則として同一とされており、先発医薬品に比べて低価格な医薬品である。
キャンシーは潤滑剤として販売されていて、農水省の動物用医薬品としての登録もなく、そもそも、医薬品扱いになっていない商品であるのに、それに対して、ジェネリックと称しているのもおかしいように思います。販売店側も、ジェネリックの定義もよくわからないまま、「成分、効能がほとんど同じ」という意味で、ジェネリックという言葉を使っているようです。
白内障研究に関するNアセチルカルノシン目薬の文献で、一番古く、よく登場するのは、おそらく、同第一人者であるマークバビザエフ氏が扱う「キャンシー CAN-C」のようです。また、「クララスティル Clarastill」も、少し出てきます。
ですので、キャンシー、クララスティルが、「オリジナル」ともいうべきNAC目薬であって、その他のNAC目薬は、「類似品」、「後発品」というのが、正しい表現になるでしょう。
選ぶべきは、値段ではなく 実績があって、安全なこと
さて、どのようにNAC目薬を選ぶべきかですが、いうまでもなく「安全」で、「実績」があることが重要です。
少なくとも、「安価であること」は、優先順位は高くないと思います。愛犬の生死がかかっている、というわけではないけれど、愛犬の大事な目が見えなくなって、どうしたらいいか、困った、と言っているときに、肝心の目薬を安いものを使って、ケチろうというのは、どうにもいただけないです。
購入前によくよく、情報収集することをおすすめします。