従来の目薬

ライトクリーンの犬白内障への効果(まとめ)

 
ライトクリーンの効果

ここに書いてあること

犬白内障の従来の目薬のライトクリーンの効果について、本ブログでは、いくつか記事にしてきたのですが、混乱してきたと思いましたので、ここでまとめてみます。



ライトクリーンの効果についてのまとめ

ライトクリーンの効果について、本ブログで取り上げているものは、以下の3つとなります。

  1. 臨床試験(千寿製薬が公表しているもの)犬白内障目薬のライトクリーンの効果はどれくらいか?~臨床試験データ~
  2. ピレノキシン系目薬の有効性についての見解厚生省) 犬白内障目薬のライトクリーンの効果はどれくらいか?~臨床試験データ~
  3. 口コミ(カタリンKの結果で代用) 【ライトクリーンの口コミ】犬白内障への効果は、あったのか?

繰り返しとはなりますが、以下にその概説を行ないます。



概説

1.臨床試験(千寿製薬が公表しているもの)

千寿製薬がライトクリーンのカタログ上で、その臨床試験結果を公表しているものです。以下が、同社のカタログからの抜粋となります。

ライトクリーンの臨床試験の結果(千寿製薬が公表のもの)

犬の初発白内障(つまり、初期の軽いものだけ)73例についてライトクリーンを投与して、犬の白内障への効果を「改善」、「やや改善」、「不変」、「やや悪化」、「悪化」の5段階で、評価したものです。投与期間は平均233日。

(コメント)「有効率 不変以上が89%あった」とあります。確かに、16%程で改善傾向がありますが、ほとんど73%が、不変((進行防止あるいは、効果がでていない)ということです。しかも、対象は、「初期の白内障」を発症した犬となっていますので、症状が軽いのに、ほとんどが不変だった、また、7ヵ月近く処方しても、過半数がなにも起こらなかった、という結果になっています。


2. ピレノキシン系目薬の有効性についての見解(厚生省)

2002年に厚生省により、白内障診療ガイドラインに関する報告書が出されていて、その中で、ピレノキシン系目薬の有効性についての見解が出されています。これは、ヒト用の目薬についての話なので、ややこしいのですが、ずばり言うと、

「ライトクリーンは、動物医薬品として承認されているけれど、今になってみると、当時、承認の判断がちょっと甘かった」

もっと、突っ込んでみると、

今になってみると、当時、データが不十分で、果たして白内障への効果があるといえるかが怪しい

ということに近いことが述べられています。ライトクリーンの効果に疑問符をつけるような公式見解を、あの厚労省が出しているのです。

(参考)<報告書>
「厚生科学研究補助金 21世紀型医療開拓推進研究事業:EBM分野
科学的根拠(evidence)に基づく白内障診療ガイドラインの策定に関する研究(H13-21EBM-012)」

(出典)厚生労働省委託事業 公益財団法人日本医療機能評価機構 Mindsガイドラインライブラリ



3. 口コミ(カタリンKの結果で代用)

ライトクリーンとほぼ同じ成分のカタリンKを犬に処方した場合の口コミを、上記1の5段階評価で犬白内障への効果について判定しています。以下がその結果です。

カタリンK(≒ライトクリーン)の犬白内障への効果(口コミデータによる)

データが少ないのが難点ですが、1.臨床試験(千寿製薬が公表しているもの)で示したのと同じような、不変が一番多い、という傾向を再現できている結果になっています。


ライトクリーンの効果のまとめ

以上、ライトクリーンの効果についてまとめてみました。

ライトクリーンの、犬の白内障に効果があるのかどうか、判断に困る、「不変」が最も多い(つまり、全く効いていないということも含まれる)、ことが、大きな問題になっていると思います。

臨床試験の結果ですが、通常、この手の試験は、偽薬(目薬)を処方するグループとの比較をするのですが、そういったことを実施していたのかはカタログからはわかりませんでした。

いずれにしましても、ライトクリーンでは、犬の白内障に対して、改善を期待するのはかなり難しいと、私は改めて実感しました。


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