
ここに書いてあること
キャンシー、シーナックなどのNアセチルカルノシン目薬を使用する場合、
抗酸化剤サプリメントを併用してはいけない
ということになっています。これは、どういうことなのか、記事にしています。
以下の動画でも、解説をしています。
抗酸化サプリメントは併用しないこと
Nアセチルカルノシン目薬の一つ、とあるクララスティル Clarastillの販売サイトにある注意書きをみますと、
抗酸化剤サプリメント(ルティン製剤、ゼアキサンチン製剤、アスタキサンチン製剤など)を併用されると、Clarastillの効果が半減するため、これらサプリメントとの併用は避けてください。
と書いてあります。同じショップのシーナックの販売サイトにも同じことが書いてあります。キャンシーやシーナックに付属の説明書きには、そのような記載は見当たりませんが、同じような成分が含まれているので、キャンシーについても、きっと、同じようなことが起こると予想されます。
抗酸化サプリメントとは?
獣医師の先生によれば(ハウンドカム通信)、抗酸化物質とは、大きく、下記の3つに分けられると説明しています。
抗酸化物質 | |
抗酸化ビタミン | ビタミンEは食品や細胞が酸化される前に自分自身が 身代わりになって酸化されます(=身代り酸化)。 ビタミンCは酸化されたビタミンEを再生させて 再び働かせる作用をもっています。 ビタミンEは活性酸素と戦う主力部隊、ビタミンCは 看護班といったところです。 |
植物栄養素 | 緑黄色野菜や果物に含まれる色素である カロテノイド(βカロテン、リコピンなど)や ポリフェノール(アントシアニン、クルクミンなど)が これにあたります。 |
分解酵素 | 細胞は活性酸素を分解する酵素をもっており 自分自身を守っています。 この酵素の成分ミネラルとしては亜鉛(Zn)や セレン(Se)があげられます。 |
よく目にする商品としては、コエンザイムQ10、ルテインを含む目のサプリメント、ビタミンC、ビタミンEなどがあります。
いわゆる、眼のサプリメントは、併用しない方が良さそう
目のサプリという場合、「ベリー」をイメージした、薄紫色の包装を施したような、ルテインを含まれたものが多数かと思いますが、これは避けるべきサプリメントに該当します。
白内障を早く改善したいと、目薬とサプリメントを併用することは、ありがちなパターンですが、Nアセチルカルノシン目薬を処方しようとする場合、その効果を最大にするためには、注意する必要があります。