
ここに書いてあること
犬の糖尿病と白内障の関係について、記事にしています。人間と同様、犬にとっても糖尿病は面倒な病気なのでぜひとも避けたい病気です。
犬が糖尿病になるとほぼ白内障を発症する
糖尿病は犬にとってもやっかいな病気で、白内障に関して以下のような不具合を犬にもたらします。
- 糖尿病になると、ほぼ、白内障を発症する → 統計的に、患者の70%が糖尿病の診断から12か月以内に白内障を発症する
- 白内障の進行が速くなる
- 失明に至る可能性が高い
- 水晶体誘発性ブドウ膜炎(眼内炎症)、最悪な場合、眼の除去を必要とする続発性緑内障に発展する可能性がある
(参考)かつまペットクリニック、NORTH COAST Veterinary Specialist & Referral Centre
なぜ糖尿病になると白内障を発症するのか?
犬やヒトが白内障になる仕組みは以下のようになっています。(参考)Veterinary Partner
通常、レンズは眼液からブドウ糖を吸収し、そのほとんどを自身のエネルギー需要に使用しますが、余分なものの一部は、ソルビトールと呼ばれる別の糖に変換されます。糖尿病のように、眼液に過剰な糖分があると、過剰なソルビトールが生成されます。ソルビトールはレンズに水を引き込み、それがレンズの透明度を乱し、白内障を引き起こします。
糖尿病は最も避けるべき病気の一つ
糖尿病は、やっかいな病気でいくつもの合併症を引き起こします。その合併症とは、白内障以外にも、腎臓病、脂肪肝、糖尿病性ケトアシドーシス、神経症状、感染症です。(参考)まりも動物病院
普段から愛犬の健康管理に心がけましょう。